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Channel: スポーツナビ+ タグ:ホスピタリティ
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宇都宮徹壱氏の講演を聴いて~早稲田大學にて

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 ブログ更新サボってました(汗)。 本日、早稲田大學にてW杯取材から帰ってきた宇都宮徹壱氏による講演が行われたので、拝聴しに行ってきました。タイムリーなので、簡単な感想を書こうと思います。(ちなみに、案内に誤記があった為、早稲田大學の校舎3つを廻り、40分遅刻しました。)  なので途中からの参加だったのですが、無料の講義としては十分有意義なものだったと思います。 南アフリカという僻地での開催だったため、我々が想像しにくい状況を自らの体験により説明をされていました。  治安や交通など不安視されていた要素の報道と実際感じたことによるギャップ、現地のボランティアの融通(フレキシビリティー)の効いた接客(この辺が日本人との大きな違いかも・・・。)など肌に感じたエピソードを紹介していました。 中でも1番印象に残ったのは、“ホスピタリティ”に及んだ話です。 彼らが応援するべき地元の南アフリカ代表は、開催国史上初めてグループリーグ敗退の憂き目に会いました。これにより、大会の盛り下がりが危惧されたのですが、それを払拭したのが、ほかならぬ「南アフリカ国民」でした。 彼らは自国の代表が敗退した後も、大会を成功させるために他国のサポーターに親切に対応し、気分良く観戦してもらおうと尽力したといいます。  もし今回の開催を「成功」と呼ぶことが出来るなら、それは彼らの行動によるところが大きいのかもしれません。  翻って日本のことを考えてみました。2002年、日本が敗退した後、我々は同じアジアの雄、韓国を応援していたと思います。 当時の二国の状況を考えればそれは素晴らしいことであって、韓国やほかの国のメディアからも評価された記憶があります。 しかし、その根底に「アジアのことを認めてほしい」という理由が大きく存在してたように想うのです。(べつにそれは悪いことではないのですが。) あくまで想像に過ぎませんが、今回の“彼ら”の行動は、「ただ、多くの人に楽しんでもらいたい」がゆえに起こったことではないかと想ってしまいます。  ほかにも、競技場を大会後にラグビースタジアムとして使用する“その後”の話や、「経済格差の激しい中で、どれだけの国民が参加出来たのか?」 など様々な話題に参加者は興味深く、うなずいていました。(参加者は学生、社会人など合わせて150人くらいでした。)  ちなみにこの方は、大衆受けするテーマには興味ないようで、今後はマイナーな人たちを相手にやっていきたいと言っていました。なので、“月額700円”のメールマガジンに興味ある方は、加入してみては(笑)。  p.s.あした(明けて日曜)は、神奈川高校サッカー地区予選ブロック決勝です。(このあたりの試合が、いちばん“アツい!”) 暇な方は、1度観戦してみては・・・。(僕は藤沢西高に出没予定。) では。

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